6月初旬の英検1級第1回試験に向けて再始動

例年2月後半から3月にかけては学年の端境期にあたり、授業時間が非常に少なくなります。この仕事ならではの繁忙期と閑散期のリズムではありますが、今年も年末年始の忙しさがウソのように静かな日々を送っています。

 

24年6月の英検1級第1回試験に向けて

昨年秋、久しぶりに英検1級を受験しましたが、語彙と長文では合格点に達していたものの、英作文で残念ながら合格点に達しなかったので、今年1月での合格を目指して自分なりに勉強を続けていました。しかし、共通テスト前後から体調を崩してしまい、試験を受けられる状態ではなかったので、高い受験料を犠牲にして試験を欠席しました。

 

2024年6月の第1回試験から英検は試験方式が変更されることが予告されており、従来の試験よりも難化するのではないかと巷で話題になっています。そういった事情から、できれば1月の試験で合格を決めたかったのですが、否応なく6月に再戦することになりました。英検1級には上位合格と中~下位合格があり、CEFR基準でC-1(中位~下位)とC-2(上位合格)に分かれています。以下は英検公式サイトに載っているCEFR基準の目安です。そこで6月の試験では単に合格するだけではなく上位合格を目指して頑張ることにしました。

 

英検1級は語彙のレベルが異常に高いのが特徴で、これをクリアしないと合格は果たせません。6月の試験までちょうど2ヶ月ほどになりましたので、そろそろ気持ちを切り替えてしっかり英語力を鍛えていこうと思います。前回の試験で致命的だったのが「英作文」です。点数の引かれ方を見ると、どうやら英単語の語数が基準に達していなかったように思われます。そこで英作文を強化するために、毎日写経のように英作文を書いていくことにしました。今日は久しぶりに手で英作文をノート一杯に書いてみたのですが、普段パソコンで入力するのとはずいぶん違った感覚がありました。何かを学ぶ上で「身体性」をフル稼働させることは本当に重要だなと改めて痛感したところです。

 

今まで英検1級の英作文については全くテクニック的なことを考えたりせずに、自分が思うままの英語を書いていた(もちろんAcademic Englishのスタイルで)のですが、実は英検1級受験生の間では1行8単語で書くのが常識になっているらしく、そういうテクニックを知らないまま試験を受けていた自分が恥ずかしくなりました。確かに200-240語の単語を全て数えるのは時間の無駄で、「まあだいたい200字くらいだろう」という感覚で書いてしまったのが前回の敗因でした。今回はしっかり前準備を整えてから試験に臨みます。

 

英検1級に向けて今使用している教材は以下の通りです。リンク先はamazonです。

英検1級 でる順パス単 5訂版』(旺文社)

植田一二三編著『英検1級ライティング大特訓』(アスク出版)

ロゴポート・ジャパンタイムズ出版編『英検1級 語彙問題完全制覇 改訂版』(ジャパンタイムズ出版)

 

あまり目移りするのもよくないので、当分この3冊をしっかりこなして英語力の底上げを図ります。また、日々の発音・スピーキング練習としては、スマホアプリのElsa Speakを毎日30分くらい使用しています。上級編モードで発音を吹き込むとなかなか合格点にならなかったりして、発音矯正の必要性を痛感させられています。特に英語の/i/の発音が日本語の「イ」と根本的に異なるようで、ElsaアプリのNG判定率が高いです。

 

リスニングとしては、YouTubeでStephen ColbertのThe Late Showを毎日必ず聴くことにします。彼の話す英語はウィットに富んでいて非常に面白いのですが、YouTubeの自動翻訳モードにすると出てくるScriptと比較すると十分に聞き取れていないことも多く、まだまだ聴解力が足りないようです。

 

 

 

 

 

 

 

今日学んだこと~ To make O out

to make out は「理解する」という意味で使われることで有名な慣用句ですが、今回英語の本を読んでいて「with difficulty」のニュアンスがあることを初めて知りました。以下はCambridge Dictionaryの説明です。

 

 

「何かまたは誰かについて困難を伴いつつ見たり、聴いたり、理解したりすること」

 

大学受験英語でも書き換え問題で頻出の語句ですが、どんなに基本的なものであったとしても、より高みを目指すならこまめに辞書にあたっていくという地道な作業が重要ですね。

英語学習についてはまた随時進捗状況をお知らせしていきます。

 

6月初旬の英検1級第1回試験に向けて再始動