公立トップ高校合格への道(大分上野丘高校の場合)

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公立トップ高校とは

 

各都道府県には旧制中学まで遡る伝統校があり、多くの場合、その地域のトップ校として名実ともに君臨しています。私が住む大分市の場合、大分上野丘高校(旧制大分中学)がそれで、戦後にできた大分舞鶴高校が二番手校としてみなされています。私の祖父は家から徒歩で毎日約10km先の大分中学(現・大分上野丘高校)に通っていたといいますから、昔の人の体力は驚異的です。

 

九州各県のトップ校はだいたい以下のような感じです(私の主観なので間違いがあるかもしれません)。

 

九州地方の各県トップ県立高校

 

福岡県

修猷館高校(1784年創立)

佐賀県

佐賀西高校(1876年創立)

長崎県

長崎西高校(1948年創立)

熊本県

熊本高校1900年創立

大分県

大分上野丘高校(1885年創立)

宮崎県

宮崎西高校(1974年創立)

鹿児島県

鶴丸高校(1894年創立)

★沖縄県は進学事情がよく分からないので今回は言及を控えます

 

これを見ると、福岡県の修猷館高校だけ異次元ではありますが、戦後に作られた長崎西と宮崎西を除くと、100年以上の歴史を有する高校が多いのが特徴です。また、高校名に「西」率が高いのも面白いですね。

 

九州はもともと公立志向が非常に強く、全国的に名の通った一部の私立高校(久留米大附設、ラ・サール、青雲)を除くと、中学受験熱はそれほど高くはありません。公立小→公立中→県立トップ高→九大に進学するのが「王道ルート」として定着しています。そのため、高校受験生向けの塾は非常に充実していますが、中学受験と大学受験向けの塾・予備校となると、それほど選択肢は多くありません。

 

私の通塾歴

私自身は小学生まで近所の公文に通っていました。最初は算数・数学をやっていたのですが、同級生の中では出来がよい方ではありませんでした。公文で数学がずっと先まで進んでいた小中学校の同級生は、大阪大学や東京理科大学などに進学しました。あるとき、なにかの無料キャンペーンで公文の国語を体験してみたら思いのほか相性が良く、先生から褒められたのを覚えています。

 

中学からは公文をやめて繁華街にある能開センターに通いました。私の学年で外の進学塾に通っていた子は自分一人だけでした。中1と中2の間はまったく勉強しなかったので成績は低飛行を続けましたが、中3頃から少しずつ成績が伸び始め、他の学校の友達もできるようになりました。

 

先日、地元のタウン誌を読んでいたら、当時の先生が主宰する英語塾の広告が載っていて驚きました。この英語の先生(能開在籍時)が出す課題は、独自のコラムみたいなのを書いて毎回提出していたので、もしかしたら私のことをまだ覚えていらっしゃるかもしれません。

 

ちなみに高校からは塾や予備校に一度も通いませんでした。私が大学受験する頃(1990年代前半~中頃)は子供の数が最も多かった時期で、今の18歳人口のおおよそ2倍程度。受験競争が今とは比べものにならないくらい過酷でした。大学入試の過去問を見ても、数学に関しては1980年代末から1990年代中頃までの問題が異様に難しいです。結局、大学受験時に1浪することになりましたが、当時の大学のクラスの現浪比はほぼ1:1でした。大学受験で合格を勝ち取ることは、少子化が進行した今とは比較にならないくらい厳しいものでした。

 

教育産業に本格的に関わることになってから、首都圏では塾のための塾があること、小学生の頃から通塾が常態化していること、学校の進度を完全に無視して先取りする塾が存在していること、などを知りました。2000年頃と比較すると、今は首都圏や大都市圏での受験競争の低年齢化が一層深刻になっているように感じます。昨年、関東のとある私立小学校2年生の子に体験授業を行ったのですが、その際保護者の方が「小2のクラスの2/3が英検3級を取得している」とおっしゃっておられたのを聞いて大きなショックを受けました。

 

 

公立トップ校への道(数学編)

公立トップ高校に最短距離で合格したいのなら、その地元でトップ校に多くの合格者を出している塾に通うのが一番です。中学生が使用する教材は、市販のものよりも塾専用教材の方が出来がよいものが多いです。トップ校を狙う場合、全ての科目・時間を家庭教師に依頼するよりも、塾ではフォローしきれない部分を家庭教師で補うというのが理想的です。通塾していない中学生を教える場合、私が授業でよく使うのは、

1. チャート式中学数学1~3年(中学生の範囲を一通り終わらせるため)

 

2. 分野別問題集数式編・図形編(毎年6月中旬に最新版が出ます)

 

3. 受験生の50%以下しか解けない差がつく入試問題

 

これらの問題集を秋までに一通りこなすことができれば、数学については大分上野丘高校や大分舞鶴高校の合格に必要な実力が十分についているはずです。私の授業も、課題の進捗を毎回確認し、分からない問題の質問・解説を行うという形になります。運動部に所属している中3生は中体連が初夏に行われるので、それが終わってから本格的な受験勉強になりますが、その場合はチャートベースに分野別を併用しながら先取り学習と復習を進め、年内に中3の範囲終了、1月からは「50%以下差がつく」と受験校の過去問をひたすら解くことになります。

 

今年はたまたま中高一貫校の生徒ばかりになってしまい、公立高校を目指す受験生が一人もいないので、公立中学校生用の特別コースを準備しようと考えています。大分県にとどまらず、全国のトップ高校合格を目指す中学生の方、よかったら一緒に勉強しませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公立トップ高校合格への道(大分上野丘高校の場合)