
自己紹介ページ更新しました
近年の物価情勢や授業枠の現状等を考慮し、9月1日より授業料を改定します。その他、指導に関する最新の情報を自己紹介ページに加筆しました。
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まもなく大分県中3学力診断テスト第1回目
ここ数年、オンラインで指導している生徒は全員大分県外在住なので、地元大分の高校受験事情にはすっかり疎くなってしまっていますが、大分県内の中学3年生ほぼ全員が受験する「全県模試」(学力診断テスト)第1回目が9月2日(火)に実施されるようです。
(参照:大分県小中学校長会)
私も遠い昔にこの模試を受験した記憶がありますが、当時は「全県模試」と呼ばれていました。自分が全県模試で何点くらい取れていたのかは、はっきり覚えていません。まだ合同選抜制度が残っていた時代の話ですので、高校受験を巡る環境は今とは事情が大きく異なっており、ほとんど参考にならないでしょう。
出題範囲は中1から中2に習った内容に限定されており、狭く浅いのが1回目の特徴です。2回目は10月30日に実施予定で、このときは中1~中2に加えて中3の1学期までが出題範囲に指定されています。数学に関していえば、実際の入試で大きく差が付くのは中3の2学期以降に習う「2次関数」「円、相似、三平方」の問題なので、この模試が終わった後の頑張りがむしろ合否を分けるように思います。
ネットで収拾した情報によると、県内トップの大分上野丘高校を受験するなら、全県模試で240点/300満点が一つの目安になるようです。第1回目の試験の得点が志望校の基準点より多少低くても、公立高校の試験日はまでまだ半年近く残っており、頑張り次第でいくらでも点数を伸ばすことができます。諦めずにしっかり勉強に取り組んでください。また、今回の模試で良い成績が取れたとしても、全県模試の第1回目は出題範囲が狭く、安心して学習ペースを落としてしまうのは絶対に禁物です。
数年前の年末年始特訓で指導した中3生が大分上野丘高校に合格・入学したのですが、その子は将来医学部に進学して医師を目指すと話していました。今年は高3で大学受験を控えているはずです。彼は高校に入ってからどうなったのか、ちょっと気になっていますが、是非とも初志を貫徹してほしいと願っています。
2学期制の学校は期末テスト期間へ
先生の負担を減らそうとする思惑もあるのか、近年2学期制を採用する学校が増えているように思います。2学期制の場合、5月下旬に1学期の中間テストが、9月初旬に1学期の期末テストが、それぞれ実施されます。私の生徒のうち、2学期制の学校の子はお盆明けから期末試験対策に取り組んでいます。
都立日比谷高校は今日(9月1日)から期末試験が始まります。日比谷高校の生徒はこれまでに何人か教えた事がありますが、化学は実験が多かったり、有機化学を先に履修するといった独自のカリキュラムを採用していたりと、他の学校にない特徴があります。数学の定期テストは東大入試を意識した内容になっており、特に今年の高3生は入学時に赤チャートが配布されて一部で話題になりました(もっとも、生徒に聞いてみたところ、赤チャートを真面目に解いている同級生はあまり見かけないそうです)。
2学期制の学校は定期試験の範囲が広くなるので、1週間前から試験の準備を始めても事実上間に合いません。遅くとも試験2週間前から取りかかる必要があります。しかし、部活動等の休止期間は1週間前からなので、自己管理が甘い学生にとっては苦労が多いかもしれません。
大分県内では2学期制を採用している高校がほとんどないようです。以前豊府高校が2学期制を導入していた時期もあるようですが、数年後に3学期制に戻したと聞きます。2学期制が馴染まないのは風土性の問題なのでしょうか。各高校の行事予定表を見てみると、毎週のように何かしらのイベントが続いており、正直なところ学生にはあまり余裕がない印象を受けます。また、他の都道府県の学校と比べると、大分県下の高校は定期テストの時期が1週間から2週間ほど前倒しになっているところが多いです。もう少しゆとりのある高校生活を送ってほしい気持ちもあります。
大分舞鶴高校は以前から補習時間が非常に多く、土曜日も独自の補習を設けていました。しかし、小耳に挟んだ話によると、今年から補習時間を大幅に削減し、生徒の自主性を尊重する方針に転換したそうです。そのことが県大会準優勝した野球部の大躍進に繋がったのであればよいのですが、進学面でどのような結果が出てくるのか、私も注目しているところです。
サンデーショックの2026年
2026年は約10年ぶりの「サンデーショック年」です。2月1日は首都圏中学入試の本命校が集中しますが、2月1日が日曜日の年はキリスト教系の中学校が試験日を翌日以降にずらすので、通常だと受験できない組み合わせの学校の受験が可能になります。特に女子中にその傾向が顕著で、各中学校は合格者を多めに出したりするので、サンデーショックが起きる年は難易度が大きく変動します。
具体的にいうと、首都圏中学女子御三家の一角・女子学院が2月2日に試験日をずらすので、同じく御三家の桜蔭(2/1)→女子学院(2/2)といった受験パターンが可能になります。ただ、ここ数年の首都圏中学受験界隈では共学校人気が高まってきているようで、渋谷教育学園渋谷(渋渋)→女子学院の受験パターンが増えるのではないかと予想する人もいます。また、サンデーショックの影響を減らすためか、フェリス女学院中学や横浜雙葉中学などは2月1日の日曜日に入試を実施する学校もあるようです。受験する側にとっては志望校選択の自由度が高まる一方で、そ自由度が逆に負担になる部分もあり、特に親御さんにとっては実に悩ましいところですね。
首都圏の中学受験熱は地方に住んでいると理解に苦しむ面が多く、私自身も中学受験生の指導に乗り出すのは未だに躊躇があります。ただ、自分の生徒の多くは中学受験の経験者なので、中学に入ってから彼らがどうなっていくのかはよく把握しています。
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