ますます拡大する大学入試の推薦制度(メールマガジンより)

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◆Up家庭教師の公式LINE通信(24年11月10日 第13号)◆

★★ますます増える推薦入試★★

大学受験の現場では、年を追うごとに推薦入試での進学者が増えています。 親御さん世代が受験生だった頃とは仕組みがだいぶ異なっているので、今回はその仕組みをご案内します。

1. 学校推薦型

大学から学校ごとに合格者数が割り振られる形式で、旧来の推薦制度に最も近いです。高3時に国公立進学クラスと私立進学クラスに分かれる場合、難関大学の推薦枠を得られるのは、事実上私立進学クラスの生徒に限定されます。 秋の段階で合格が内定するのは大抵この推薦枠です。

 

2. 総合選抜型

旧名AO入試で、晩秋に面接や小論文、基礎学力テストの試験を受験します。 この段階で合格が内定する場合もありますが(筑波大医)、大抵の場合は1月の共通テストも合わせて受験します。 共テで一定の基準点を取れた受験生が2月初旬に正式合格というパターンです。 国公立大学の大半がこの方式を採用しています。 1も2も学校成績が良いことが出願条件で、評点平均4.0~4.3以上に設定している学校が多いです。

 

★★6割が推薦入学の時代★★

文科省の調査では、私大進学者の6割、国立大学では進学者の2割が推薦入試の制度を利用して進学したそうです。 医学部でも近年は地方枠に絡めて推薦合格者を拡大する動きがあり、私が医学生だった頃は同級生の2割弱が推薦入学者でした。 今はもっと多くなっているでしょう。

 

前掲の筑波大学医学類(医学部)では定員の約半分が推薦枠に充てられており、今年は特に人気化していると聞きます。 一般入試も、二次試験から学科試験を廃したり割合を低くしたりして、面接と小論文重視に移行する大学が増える見込みです。

 

一言でまとめると、日本の大学入試はアメリカ型に変わりつつあるということです。 2026年以降に大学入試を控えているご家庭は、課外活動やボランティア活動、コンテスト入賞といった「アピールできる経歴」を積極的に作っておきましょう。

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次回配信は11月16日(土)を予定しています。

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