東大合格は「才能」ではなく「戦略」で勝ち取れ

東大合格は「才能」ではなく「戦略」で勝ち取る

「東大に受かる人って、天才ばかりなんでしょ?」多くの中学生や高校生がそう思いがちですが、実際には東大合格者の多くは“凡人の努力”で勝ち取っています。その努力には共通の「戦略」があります。今回はその戦略についてお話しします。

 

1. 東大入試のゴールを正しく知る

東大の入試問題は、ただの暗記テストではありません。数学なら公式を覚えるだけでは解けない「条件の組み替え問題」、英語なら長文の背景知識や論理展開を読み解く力が求められます。
つまり、「出された問題を解く」だけでなく、「問題文の行間を読む」ことが東大合格には不可欠です。この意識をどれだけ早く持てるかによって合否が決まるといっても過言ではありません。

 

2. 高1・高2のうちに“基礎の貯金”を作る

多くの受験生が高3で焦る理由は、基礎が不十分だからです。高3生は入試を控えて過去問演習や志望校別対策に時間を割きたいのに、実際には基礎固めに時間を取られてしまいます。高1・高2の段階で数学の公式の意味を説明できるレベル、英単語2000〜3000語、主要教科の重要用語を暗記済みといった確かな基礎力を培っておくと、高3での伸びが飛躍的になります。

 

実際、東大では「三角関数の加法定理の証明」(東大1999年)、「二項係数」(東大2009年、2015年、2021年)など基本的な知識や定理の証明法が問題を解くヒントになっている問題が頻出です。こうしたところは東大入試の特徴と言えるでしょう。

 

3. 「捨てる勇気」を持つ

東大入試は科目数が多く、すべてを完璧に仕上げるのは不可能です。例えば日本史や世界史では「細かい年号暗記」に時間をかけすぎず、「頻出のテーマ史」に絞って勉強を進めるのが得策です。数学も頻出分野の完全制覇を優先し、低頻出の難問は後回しにしましょう。取捨選択は、限られた時間の中で準備を進めなければいけない受験生にとっては「サボり」ではなく「入試という戦場で勝ち残るための戦略」です

 

4. 模試の復習は“本番の3倍価値がある”

模試を受けると、多くの人は偏差値や判定だけ見て安心したり落ち込んだりするものですが、本当に大事なのは「復習」です。解けなかった問題は、解答を読むだけでなく、なぜ間違えたのか、どの知識が足りなかったのかを徹底的に分析しましょう。これを積み重ねれば模試の1回1回が入試本番の練習になり自信になります。また、模試を受けた直後、一週間後、成績が返却される一ヶ月後の3回復習も習慣化していきましょう。

 

5. 毎日のルーティンを固定化する

勉強の成果は才能よりも「続ける仕組み」に大きく依存します。学習のリズムにうまく乗れない場合は、一日の生活の流れを型にはめ込んでしまうと効果的です。例えば起床時間、勉強を始める時間、科目の順番をほぼ固定化すると、意思の力を使わずに机に向かうことができます。

 

6. 合格者が口をそろえて言う「モチベ維持法」

受験勉強は長期戦です。モチベーションは必ず上下する。合格者がやっていた共通の工夫は、「小さな勝利」を積み重ねることです
・毎週の英単語テストで満点を取る
・過去問が目標時間以内に解ける
・模試の判定が一段階上がった
こうした達成を記録に残して蓄積していくことで、「自分は確実に成長している」という感覚を得ることができます。

 

7. まとめ

東大合格は一部の天才だけが達成できるものではありません。正しい情報と戦略、そして「今日の積み重ね」があれば、誰でも射程圏内に入れます。もしあなたが中学生や高校生なら、今この瞬間からでも始められることがあります。未来の合格発表の日、掲示板で自分の受験番号を見つけるために、今日の1時間を大切に使っていきましょう。

 

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