昨日は授業がお休みになったので、朝から車で県南の方を回ってきました。
お魚天国
県南は魚が安くて美味しいです。月に一度の割合で魚を買い出しに出かけるのが、佐伯市にある「まる」。寿司のバイキングコーナーは多種多様な寿司ネタが並びます。朝早くいかないと新鮮な魚が手に入らないので、開店時間の9時30分にはちょっとした行列ができます。私は9:30ちょうどに店につきましたが、既にお店の中に客が入ってお目当ての魚をみなさん手にしていました。私の場合、毎回ブリかカンパチのカマがお目当てなのですが、残念ながらこの日は1パックしか買えませんでした。
おぐらのチキン南蛮を喰わずして何がチキン南蛮だ
続いて隣の延岡市へ。最近は辛麺とチキン南蛮で食通の間でも人気が高まっています。延岡にはチキン南蛮の2大巨頭があり、一つはタルタルソースがかかっている「おぐら」、もう一つはタルタルソースがかかっていない「直ちゃん」です。私は当初「直ちゃん」に行くつもりでしたが、道すがら「おぐら」を見かけたので、入ってみることにしました。平日の昼過ぎなのに、店内は順番待ち客で混雑しており、私も20分近く待たされました。私が店を出る14時頃はさらに待ち客が増えていました。おそるべし、おぐら。
実は東九州は鶏肉消費量が全国有数の地域で、調理法にも各地域独自の工夫が見られます。全国的に見ても一人あたりの年間消費量は2010年頃から著しく伸びており、この傾向は今後も続きそうです。(グラフの引用元はニッセイ研究所のInfocalendar)。ここ10年くらいの間に唐揚げ店がすごく増えましたよね。最近は物価高に苛まれて店舗数が減っているようですが。
周りの客が何を注文するのか見てましたが、「南ちゃんセット」を頼んでいる人が多かったです。「南ちゃん」とは、チキン南蛮とチャンポンのセットのことです。運ばれてきた元祖チキン南蛮のセットにはスープがついていないので、おそらくスープ代わりにチャンポンを食べる人が多いのでしょう。
運ばれてきた元祖チキン南蛮を一口食べてみて驚愕! 今まで食べてきたチキン南蛮は一体何だったのかというくらい、衝撃的な味でした。秘密はおそらくタルタルソースと酢の絶妙な配合にあるのだと思います。タルタルソースは極めて濃厚で、マヨネーズではなく大量の生クリームとニンニクバターの風味が強かったです。延岡市を訪れるなら、ぜひ「おぐら」のチキン南蛮を食べてみてください! たとえ1時間並んでも食べる価値はあります。私は今回、メニューの一番上に載っていたムネ肉のチキン南蛮を食べましたが、モモ肉の方がよりジューシーのこと。
高千穂神社へお礼参り
腹ごしらえも済んだところで、車を1時間ほど走らせ、山間の高千穂町へ。延岡から高千穂までは道路が整備されていて非常に走りやすいです。高い橋から見下ろす崖下の川の流れも目の保養になります。高千穂町には「がまだせ市場」という物産店があります。なんとも直球な店名ですね。ここでお土産のてぬぐいを買い、しいたけ茶を試飲。これはダシが効きまくりですごく美味しかったです。買って帰れば良かった。
そしていよいよ高千穂神社へ。数年前に高千穂神社に参拝したのですが、その一週間後、神風としか思えないような奇跡が起こって、大変な事故を逃れることができました。今でもお参りにいったご加護があったと信じています。そこで今回はお札を奮発して2枚も購入しました。
御朱印もいただいてきました。禰宜の方に確認したのですが、蛇腹の御朱印帳は表が最後までいったら、裏に書いてもらってもよいそうです。お礼参りを済ませたことで、今回の旅の目的は大方済んだことになります。
今回は高千穂神社から車で数分のところにある「槵觸神社」にもお参りしてきました。この神社、読み方が分からなくて調べるのが大変でしたが「くしふる」と読むそうです。日本の建国神話では天孫降臨の地とされており、江戸時代になってから整備が進んで、武の神様としてあがめられているとのこと。参道の脇には土俵のような施設もありました。
高千穂神社にはここ10年で何回もお参りしているのに、観光地の高千穂峡はまだ一度も行ったことがありませんでした。今回はまだ日も高かったので、つづら折りの小道を降りて行ってみることにしました。
やはりテレビの画面でみるのと、実際にその地に降り立ってこの目で見るのとでは、迫力が全然違います。高千穂峡で特徴的なのは、川に近い方は柱状節理のように縦に岩が並んでいるのに、途中から洗濯板のように横や斜めに変わるところです。私はなぜそうなったのかの理由をたまたま前から知っていたのですが、皆さんもどうしてこんな奇景ができあがったのか、いろいろ考えてみてください。
そろそろ今日の授業が始まる時間なので、昨日の小旅行のまとめはこの辺にします。帰り道は人気が少ないルートを選んでしまい、途中で野生のシカにぶつかりそうになりました。釣りに行くときも、山道でシカをよく目撃します。目立った天敵が自然界にはいないので、最近シカが増えているのかもしれませんね。
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