24年6月~7月の英検1級申し込み完了&英検対策~語彙編

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前回受験した英検1級の成績

前回(23年秋)の英検1級1次はこのような成績でした。敗因は明らかに英作文対策を全くしなかったことにあります。試験の後で1級英作文対策本を何冊か読みましたが、1行8単語ずつ書いていくなど、全く知らないテクニックがあって驚きました。また、リスニングは元々苦手なのですが、こちらも合格者平均より少し下なので、次回は全問正解を目指して試験対策用のリスニング練習を継続します。

 

今年1月は1次試験の申し込みはしていたものの、年初から体調不良が続いていて、とても受験できる状態ではありませんでした。1万円ドブに捨ててしまったようなものです。24年初夏は万全の対策をとって試験に臨みます。そこで、今回は一ヶ月反語の1次試験に向けてどのような学習を進めていくか、きちんと計画を立ててみようと思います。

 

24年度から英検が変わる

英検は各級とも今年の1回目から試験形式が大きく変わります。英検1級に関していうと、英作文の問題が2題に増え、読解パートの問題が41問から35問に減ることになります(表は英検サイトより引用)。要はこれまで以上に英作文の配点比重が高まるわけです。

 

 

語彙対策

英検1級攻略で最大の難関は、読解パート大問1の「語彙問題」です。この難易度は大学入試レベルを凌駕しており、専用の問題集を丹念に固めていかなければなりません。英検対策で最も定評があるのが、『英検1級でる順パス単』(旺文社)です。実は前回の試験を受験した際、だいぶ早めに会場に着いたので、パス単の後ろの方を試験開始までパラパラと流し読みしたのですが、試験本番はそこから数題が出ていました。たしかに「出る」んです。

 

 

 

この単語帳には全部で2400語が載っているので、1日200個を目標にコツコツ覚えていきます。順調にいけば2週間で一周できる計算です。なお、最新のパス単は5訂版ですが、4訂版よりも収録語彙の難度が下がったので、英検1級の猛者の中には敢えて四訂版を使う人もいるそうです。

ただ、使い勝手のよさは5訂版に軍配があがります。中古市場では4訂版が高値で取引されているようですが、これから受験対策をする人は高い費用を出して4訂版に挑むメリットはないでしょう。パス単のよさは学習アプリが充実しているところです。今回の試験に際しては私もアプリを積極的に活用してみます。

 

語彙問題はその表現を知っているか知らないかの二者択一なので、知識は多いに越したことはありません。そこで、パス単と平行して『英検1級 語彙問題完全制覇 改訂版』(ジャパンタイムズ社)も解いていきます。この問題集は英検に合わせて全て4択問題なのですが、選択肢の単語が全て分からないことも少なくありません。

 

 

全625問の第1問(出題頻度A)からしてこの難度です。私が最初にこの問題集に取りかかったときは、最初のページに出てくる選択肢の中の単語が見知らぬものばかりで絶望的になりました。

Hilary’s family won millions of dollars in the lottery, but they (       ) it all on expensive homes, cars, and other luxuries. They’ve spent almost all the money.

1. proffered  2. beseeched  3. estranged  4. squandered

 

参考までに「パス単」に収録されているかどうかを調べてみました。左が4訂版で右が5訂版です。

1. proffered→××  2. beseeched→××  3. estranged→×× 4. squandered→○×

やはりこのレベルの語彙になると、編集者の主観が大きく影響するようですね。

 

最近は定番の単語帳・語彙問題集に加えて、草の根運動的に英検1級の語彙問題対策教材やアプリを作成・開発している人もいるようです。ここ数年、英語学習者のサイトで時々見かけるようになったのが、スマホアプリの『英検1級でた順』です。既に24年1月の試験に出た英単語がこのアプリデータに反映されているとのこと。著者のブログも英語学習に役立ちます。私も5月後半からこのアプリに取り組みます。

 

 

 

 

 

最近はシェアがだいぶ落ちているようで、大学受験生で文法を学びたい場合は、『ポラリス』『Next Stage』『Vintage』を使うケースが多いようです。センター試験から共通テストに移行してから文法問題の大問が消滅し、ただでさえ文法軽視の姿勢が強まっています。私の生徒を見ていても、知っている英単語の意味をつなぎ合わせてパッチワークの日本語訳を書いてくる子が非常に多くなりました。

 

 

 

 

次回のブログでは読解Readingパート対策の参考書や教材をご紹介します。もともと英文読解は得意なのですが、今回はWPS(1分あたりに読める英単語数)を上げられるように意識して読み込みを行います。

 

 

 

 


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