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◆Up家庭教師の公式LINE通信(26年9月19日 第62号)◆
前回の配信から3ヶ月ほど間が空いてしまいました。夏休みも終わり、9月も後半に入っています。今回はこの間に具体的な内容が明らかになってきた東大の新学部について取り上げます。
東大の新学部は、どんな学生を求めているのか?
東京大学が2027年9月に開設を予定している「College of Design」。価値創造学部を含む学士・修士5年一貫の教育課程として計画されています。
https://design.adm.u-tokyo.ac.jp/jp/
「デザイン」という名前から美術やものづくりを想像するかもしれませんが、さまざまな学問分野の知識を組み合わせ、社会の課題を解決する方法を考える教育を目指しているようです。授業はすべて英語で行われます。
9月14日には募集要項が公開されました。共通テストを利用する「Route A」では、共通テストの得点に加え、英語の外部試験、エッセイ、動画課題なども評価の対象になります。共通テストではおおむね8割以上の得点が期待されており、土台となる学力もしっかり求められています。
私が気になったのはエッセイで問われる内容です。例えば自分の住む地域で強く関心を持っていることや、人に言われずに自分から行動した経験について、英語で説明する課題があります。さらにRoute Aの二次選考には面接だけでなくチームで取り組む課題も含まれています。
何に興味を持ったか。それをどう考え、実際に何をしてきたか。こうした問いには日々の経験の積み重ねがはっきりと表れます。
中学受験・高校受験の学校選びでも
東大新学部の求める学生像に近づくにはどうすればよいのか考えてみると、高校に入る前の中学生や小学生の時点から明確な将来像を持ち、それに向かって経験値を積んでいくことが重要になってくるように思われます。
保護者の立場からは、中学入試や高校入試の難しさ(≒偏差値)、あるいは大学合格実績についつい関心が向いてしまいます。しかし、大学入試では総合型選抜が近年増えている現状を見ると、「入学後の中学生生活、高校生生活で、わが子はどんなことに打ち込めそうか」という見方も大切にしたいところです。例えば勉強や学力向上に特化した進学校の場合、自分だけの経験値を自発的に積み上げるのは難しいかもしれません。
興味を持ったことを調べる時間があるか。自分の考えを発表したり、友達と協力して何かをつくったりする機会があるか。学校説明会に参加する際は、探究学習という言葉だけでなく、生徒が実際に何に取り組んでいるのかを観察してみましょう。その学校での過ごし方を想像しやすくなります。
もちろん、一つの新学部の入試がそのまま大学受験全体の姿に当てはまるわけではありません。ただ、中学に入ってから何を学び何を経験するかを考えるうえで、東大の新学部の方向性は示唆するところが大きいです。
毎日の教科学習を大切にしながら、好きなことに没頭したり、自分で何かを始めたりする時間も持ってほしい。その両方をどう支えていくかは、指導する側にとっても考えどころです。
共通テストの出願受付が始まりました
2027年1月実施の大学入学共通テストは、今週から出願受付が始まっています。出願は現役生・浪人生を問わず全員Web出願です。10月2日(金)が出願期限ですが(締め切り時刻については要確認)、不測の事態が起こらないとも限らないので、余裕を持って手続きを行いましょう。
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/web_syutugan.html
次回配信は9月26日(土)を予定しています。
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